「こだわりの市田柿」と地域課題

今回は、昨年一度販売して大好評だった「こだわりの市田柿」と地域課題についてのお話です。ここでは、地域で起きている課題についてより深くお伝えしたいと思います。長文すみません!

【地域活性応援コラボ企画】南信州の自然と手仕事で作られた市田柿南信州の澄んだ自然とていねいな手仕事で作られた贅沢なスイーツ昨年、試験販売して大好評で完売した市田柿を、今年もお届け!
ご縁で、何度も長野県飯田市や高森町に足を運び、農家さんと直接お話しする中で、次のような課題を体感しています。


・農家さんの高齢化による農作業の負担増と販路拡大の難しさ
収入面による就農の難しさにより若手は増えず、高齢化は加速していますね。そして、販売するまでの農作業の手間だけでも大変ですが、それをパッケージしたり配送したり、というのは農繁期と重なり、雇用できればよいがそれも難しいという状況ですね。


・こだわりのある商品を手間ひまかけて作っても、農協の買取価格は農家さんみな一律であること
これは農家さんを守ることでもありますね。基準に沿った商品の買い取り価格は均一であること。ただ、そうすると、頑張って減農薬やって手間ひまかけても基準と関係なければ、買取価格は一緒という事になってしまいます。


・販売時期によりスーパーの市場価格が下がり、買取価格が安くなること
スーパーでの販売が前提で、時間とともに同じ商品が増えると店頭価格が下がり連動して仕入れ価格も下がるとのこと。そのために皆「いかに早く出荷するか」が重視されるようになります。そうすると手間暇かけて、こだわっている人が不利になってしまう。そういえばリンゴ農家さんも早く出荷するために、熟期促進剤というものを使うのが一般的と聞きましたね。


・地域の人口減少に伴う鳥獣被害の拡大
私の住む大月でも、この5年で一気に、シカとイノシシの被害が増大していて、農作業だけでも大変なのに、その対策もしなくてはならない。。。被害があった場合の影響も甚大ですしね。。。都心にいるとわかりませんが、最近、僕が住んでいる大月でも、もう、山の中に自分が住んでる感覚になってきました。シカが舗装道路歩いてますw

などなど、、特に中山間地の農家さんをで実際に足を運んだりして初めて肌で感じるところですね。

さて、私たちにできることは多くはありませんし、今のやり方を否定する話でもありません。どうやったら「農家さんの負担を増やさずに」「新たな販路とお客さんと繋げるか」という事を考えて、ネットショップでのコラボ企画とさせていただきました。

このメッセージを読んでくださっているような、こだわりのある農家さんへの理解のある皆さんに、本当に良いものを、それも付加価値をつけて直接おとどけすることで、スーパーの市場価格とは関係のない直販ができればと思い今回の企画をやらせていただいています。

仲良くなった農家さん、お手伝いの地元のお母さんたちが手塩にかけた市田柿、最後の梱包、発送は、私ムタイがやります!

ぜひ、ご興味持っていただき、ぜひ、商品ページやYouTubeを御覧ください!

さらに鳥獣被害をテーマにしたハナブサレザーの木下さんの作っている革製品も素敵です!(木下さん、YouTubeに登場しています!)

 

購入はこちらから
南信州の自然と手仕事で作られた市田柿
https://shizensaien.shop/products/ichidagaki

市田柿デザイン鹿革キーケース
https://shizensaien.shop/products/key-case

動画はこちら。
https://youtu.be/mllIUtvuFhs

1件のコメント

三原誠子

市田柿を購入した感想をどこに送れば良いのかわからなくなり、こちらに送っています。
見た目も梱包もきれいで、手触りも柔らかくてとても美味しく頂きました。
Nora coffeeは苦みが少なく好みの味でした。

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